3月に歌手デビューした女優、綾瀬はるか(21)の第2弾シングル「交差点 days」(9月13日発売)の作詞を歌手の一青窈(29)が手掛けたことが20日、分かった。一青の歌唱指導を受け、「楽しく歌うこと、リラックスして歌うことなどを教えていただきました」と綾瀬。伸びやかで艶のある歌声に磨きがかかり、本格派シンガーに脱皮した。
〔写真:「交差点 days」のプロモーションビデオの1場面。PV中、綾瀬はるかは、実力派歌手でも難しいというアカペラで1曲を歌いきった〕
歌手デビューからわずか半年。綾瀬の“歌手力”がめきめきと上達した。
レコーディングが行われたのは6月中旬。作詞した一青と2人きりで歌入れを行い、その時の一青のさまざまなアドバイスが綾瀬に影響を与えた。綾瀬はサンケイスポーツの取材に「ファーストの時は恥ずかしさが壁になっていた気がしますが、セカンドではもっとこんな風に歌ってみたいとか、意欲的に取り組むことができました」とその変化を語った。
綾瀬といえば、ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」や「白夜行」などで女優として進境著しい。所属レコード会社のビクターエンタテインメントは「彼女は同世代の歌手とは違い、“行間”が表現できる。声も透き通り伸びやか」と魅力を挙げる。
デビュー曲「ピリオド」は失恋を歌った曲だったが、「より内面の世界を表現してもらいたかった」(ビクター)と、独特の世界観を持ち、その表現力に定評のある一青に作詞を依頼。一青は音楽プロデューサー、小林武史(47)が作曲したミディアムテンポのメロディーに乗せて、綾瀬と同世代の女性が前向きに何かに1歩を踏み出す勇気を描き、「交差点-」を完成させた。関係者によると、一青は「自分が持っている綾瀬さんのイメージで、綾瀬さんに乗り移って書いてみた」と明かし、サビの部分でコーラスにも参加した。
その期待に応えようと、多忙なスケジュールの合間を縫ってひそかにボイストレーニングを積む努力を重ねた綾瀬は、一青の強力なサポートを得て、歌手としての才能を一気に花開かせようとしている。「女優としての目標と同じ、心を揺さぶる感動が届けられるような歌手になりたい」と改めて誓っている。
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