歌手の平井堅(34)が19日、東京・代々木第一体育館で真夏の音楽祭「J-WAVE LIVE 2000+6」の2日目に登場。平井が大ファンという歌手・小田和正(58)がシークレットゲストとして現れ、初共演を果たした。「ほぼ初対面」という2人だが、小田のギター1本で「瞳をとじて」など美しいハーモニーを披露。集まった1万1000人を酔わせた。
音楽界の大先輩とがっちり握手した平井は深く頭を下げた。「大々先輩で大尊敬する背中を追っていきたい人」。あこがれの人を紹介し、横に座ると「いいツーショットじゃない?最高です。並んでいるのが不思議」と声を弾ませた。
余計な演出はいらない。小田が奏でるアコースティックギター1本でのセッション。2人で「たしかなこと」と、平井のヒット曲「瞳をとじて」を透き通るような声で歌い上げると、観客は思わず息をのんだ。夢の時間を終えた平井は「歌手になって本当によかった」と感激しきりだった。
子供時代、4歳上の姉がピアノで小田が所属したオフコースの曲を演奏し、毎日のように聴いていた平井はメロディーと歌詞を覚えたという。「最初にCDを聴いた時は、こんなにすごいんだ!と思った」とエピソードを披露すると、小田は「大して親しくないし(年齢が)2回りも違うし」と返し、会場は爆笑。それでも「(平井姉のことなど)いろんなことがあったと思うと不思議。1回、共演したら仲良くならざるを得ないな」とうなずいた。
平井は同イベントに第1回から“皆勤賞”。小田の大ファンと知っていた関係者が引き合わせ、今回の初共演が実現。大きなご褒美となった。また、この日はほかに歌手・木村カエラ、K、スガシカオ、AI、ウルフルズが出演した。
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