【カンヌ28日】第59回カンヌ国際映画祭の授賞式が28日夜(日本時間29日未明)、南フランスのカンヌで行われ、コンペティション部門の最高賞パルムドールにケン・ローチ監督の「バーレーを揺らす風(原題)」が選ばれた。役所広司(50)がブラッド・ピット(42)と共演し、最高賞の有力候補と見られていた米映画「バベル」(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)は監督賞を受賞。仕事の都合で一足早く帰国し、テレビにかじりついて授賞式の様子を見ていた役所は、映画会社を通じて「パルムドールを逃したのは残念ですが、『バベル』はカンヌの多くの観客に深い感動を与えた作品だと確信しています。この映画に参加できたことを誇りに思います」と胸を張った。
男優賞、女優賞は、それぞれ仏映画「デイズ・オブ・グローリー」の男優5人、スペイン映画「ヴォルベール」の女優6人に贈られる異例のグループ受賞となった。
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