07年1月スタートのNHK大河ドラマ「風林火山」の第2回出演者発表が16日、都内で行われ、ヒロイン・由布姫役に、俳優・柴俊夫(59)、女優・真野響子(54)夫妻の1人娘で新人の柴本幸(22)が選ばれた。過去には松たか子(29)が94年の大河「花の乱」で女優デビューしたが、演技経験ゼロで大河の主役級で女優デビューするのは初。
柴本は3月に大学を卒業したばかり。両親から「女優を目指すなら学業を全うすること」という条件を出され、大学卒業まで夢は封印していた。現在は演技のレッスンに通っており、数日前に大役の知らせが届いたばかり。「選んでいただいたからには、納得していただけるように頑張りたい」と意気込んだ。
担当プロデューサーは昨年9月の制作発表後、数百人の女優らと面接してきた。その中で「凛(りん)とした気高さ、清潔感を持っているという条件に合い、大きな目に引かれた」と柴本を選んだ。最初は両親のことは知らなかったというが、選考のための課題をこなす雰囲気などに“血筋”を感じたという。
また、俳優・千葉真一(67)が俳優生活45年目で初めて大河に出演。ほかに竜雷太(66)、佐々木蔵之介(37)、清水美砂(35)、谷原章介(33)らが、山本勘助役の主演・内野聖陽(37)の周りを固める。
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