韓国生まれの実力派歌手K(22)が、大沢たかお(38)、中谷美紀(30)主演の映画「7月24日通りのクリスマス」(村上正典監督、11月3日公開)の主題歌を歌うことが23日、分かった。「ファースト・クリスマス」というタイトルで、今年最初のクリスマスソングとしてヒットを狙う。
「7月24日通りのクリスマス」は、ポルトガルの首都リスボンと、長崎を舞台に描かれるロマンチックコメディー。中谷演じるさえないOLが、大沢演じるあこがれの先輩に恋のアタックを仕掛けるというストーリーを、Kの甘い歌声が彩ることになった。
昨年3月にデビューし、ドラマ「H2」「1リットルの涙」の主題歌をヒットさせたKだが、映画主題歌は今回が初めて。現在タッグを組んでいる音楽プロデューサー松尾KC潔氏と2人で、ムード満点のロマンチックなメロディーを書き上げた。幼少のころからゴスペルなどの教会音楽に接してきただけに、クリスマスソングに対する思いは強い。「ストーリーやリスボンのシチュエーションを教えてもらって、僕なりのスタンダードな曲を思い描き、ピアノに向かってファーストインプレッションで作る事が出来た曲です」。
山下達郎(53)の「クリスマス・イブ」やワム!の「ラスト・クリスマス」にも匹敵するような曲を望んでいたという川村プロデューサーは「名曲をいただきうれしいです」と絶賛。映画「電車男」の村上監督、中谷が再結集したことで注目を集めるが、Kの絶品バラードで相乗ヒットを狙う。
同曲は7作目のシングルとして11月1日に発売が決まっており、今年最初のクリスマスソングとしても注目が集まる。「静かなところも“内に秘めた強さ”を意識して歌いました」。毎年誕生するクリスマスヒットの今年の最有力候補となりそうだ。
◆K(ケー) 1983年11月16日、韓国ソウル生まれ。22歳。教会での音楽活動が認められ、05年3月にドラマ「H2」の主題歌「over…」で日本で歌手デビュー。昨年末に発売したファーストアルバム「Beyond the Sea」は30万枚のヒット。ダウンタウンと仲が良く、トークも話題に。
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