2006年夏のファッションは、景気の回復を反映してか、好景気だった1986年に流行したものがリバイバル・ヒットしているそうだ。“お嬢様ルック"は“お嬢さん可愛いエビちゃんOL系"に、“ボディコン"は“エロカッコイイ・エロカワイイ"に形を変えて支持されているというが本当だろうか? 『女性に聞いた、夏ファッションを真似したい女性タレント』をインターネット調査したところ、1位は蛯原友里、2位浜崎あゆみ、3位倖田來未、4位aikoという結果でトレンド分析と見事に一致した。
総合1位のエビちゃんこと蛯原友里は、夏らしい日焼け止めのCMの影響もあり、なんと「中・高校生」「専門・大学生」「20代社会人」「30代」「40代」の女性、全ての世代で1位。理由は「やっぱりモデルさんなのでおしゃれでカワイイし、この夏もおしゃれにキメそうだから!」(中・高校生/北海道/女性)、「夏だからといって肌を露出し過ぎることなく、かといって暑苦しくもなく、とても涼しげな所が好感持てるし、マネしてみたいと思う」(神奈川県/30代/女性)、「白のノースリーブのワンピースが似合う」(愛媛県/40代/女性)と、流行を取り入れつつも清楚で上品な着こなしが支持を集めた。
ちなみに、昨年秋に開催された2006年春夏の海外のコレクションでは、白をメインに使ったライトカラーのシンプルな着こなしが主流で、“白が似合う"というのもひとつのポイントになったようだ。
2位の浜崎あゆみは「プロモーションビデオがいつも素敵」(岡山県/中・高校生/女性)、「ノースリーブやチューブトップが似合う」(和歌山県/専門・大学生/女性)。3位の倖田來未は「やっぱり夏は露出できる時期だから一番お手本になりそう」(茨城県/中・高校生/女性)、「衣装がエロカッコいいから」(京都府/40代/女性)と、季節に合った上手な“肌見せ"への好感度が高かった。
そして4位のaikoは、「自然なファッションで、自分も真似できるような気がする」(大阪府/専門・大学生/女性)「Tシャツとジーパンを可愛く着こなしている」(千葉県/20代/女性)と、カジュアルで真似しやすい点が評価された。
興味深いのは、1位がモデル、2、3、4位がミュージシャンで、CMやPVでの印象を挙げる人が多かったこと。確かに、欧米人モデルがオートクチュールを着こなすファッション雑誌よりも、ずっと身近で真似しやすいお手本だ。巷のファッション・トレンドを知りたければ、海外コレクションよりCMヤPVを見る方が確実かも?(内山磨魅)
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