吉本興業が芸人プロレス団体「新吉本プロレス」を立ち上げることが16日、分かった。8月18日に大阪・NGKスタジオで旗揚げ戦を行い、来年には全国サーキットも予定し、本格的なプロレス参入となる。メーンは、レイザーラモンHG(30)とRG(32)のコンビ対決。昨年12月にDVDの企画で非公開対戦した際、互いにマジ切れし、流血の惨事を招いていた。今回は観客を前に、激しい遺恨マッチを繰り広げることになる。
HGとRGの遺恨はついに新団体に持ち込まれることになった。問題のDVDでの企画はHGだけが売れまくる状況にいらだったRGが対戦を要求…というネタ。ところが、腰フリ激務で最悪の状態だったHGの腰に、RGは集中砲火を浴びせてしまった。
全体重を乗せた空中殺法など「テロとしか思えない」(HG)攻撃を連発したため、HGがブチ切れ。超高角度チョークスラムを仕掛け、RGは鼻血を噴き出した。最後はRGのフォール勝ちとなったが、今回は筋書きなどありえない。
HGは同志社大学プロレス同盟で『ギブアップ住谷』として王座に君臨。一方のRGは、立命館大学プロレス同好会で『チン先真性』として独自の世界を築いた。学生時代はタッグ対決で1勝1敗。今後は“プロのリング”で雌雄を決する。
対戦を控え「あいつの芸人生命は終わる!」と予言するRGに対し、HGは「やっと恨みを晴らすチャンスが来ました。(総合格闘技の)『高田道場』に通います。つぶすことしか考えてません」。タッグ戦だが、互いに相方のみを狙うのは間違いない。
RGとタッグを組むメッセンジャー・あいはら(36)は「プロレスへの愛を持った芸人が集まる以上、生半可なことでお茶を濁すつもりはない」と、“HG退治”に力を貸す構え。痛風を抱えながら「酒を控え、ヨメとウオーキングもしている」と、激しく体にムチを打っているという。
団体は“明るく、楽しく、ケガをしない”がモットーだが、危険なアドリブは避けられないだろう。
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