SMAP草なぎ剛(32)の主演映画「日本沈没」(樋口真嗣監督)が韓国で日本実写映画では史上最大規模で公開されることが4日、分かった。31日から約200館で封切られる。昨年公開された「NANA」の98館を大幅に上回る新記録だ。
草なぎはこの日、都内で行われた韓国マスコミが参加した会見に出席。韓国では映画産業振興のため自国映画の優先上映をシステム化しているが、「これほどの規模で受け入れてくれるのは大変なことだと思います」と喜んだ。
興行収入はこの日までに29億円。配給の東宝が最終的に70億~80億円を見込む勢いだ。草なぎの主演作のヒットも続く。03年「黄泉がえり」は興収30億円。「ホテルビーナス」は3週間限定公開にもかかわらず約10億円。「日本沈没」の大ヒットで「打率10割」をキープする。
個性が強いSMAPの中では比較的控えめな存在だが、逆に強烈な色が付くことなく、どんな役にもなりきれる透明感を保っている。演技指導や役選びも「人の意見を頭から否定せず、何でもとりあえずやってみようと思う」と受け入れる柔軟性もあり、どんな役でも違和感のない自然な演技を披露する。毎日のようにテレビで見掛け、「映画スター」というある種、俳優には栄誉ある響きとは無縁にも見える。しかし、実績は打率10割。日本映画界を代表する俳優だ。
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