“脇役俳優”温水(ぬくみず)洋一(41)が歌で主役に抜てきされた。4人組ヒップホップユニット「大田クルー」と組み、8月9日に「マハラジャスーパースター」を発売。ダメなサラリーマン「温水係長」として歌詞に登場し、セリフで楽曲にも参加。プロモーションビデオにも出演する。最近ではバラエティー番組にも出演し人気急上昇中だが、一気にブレークしそうだ。
温水係長はうだつの上がらないダメサラリーマン。同期はみな上司になり、後輩にまでも先を越された。役所広司の名前を借りた「役所部長」は梅昆布茶、温水係長は冷めた粗茶と、女子社員にもバカにされる始末。家庭でも「スキヤキやっても肉がない」ほどだ。
そんなダメ係長だが隠れた特技はダンス。ディスコのお立ち台で華麗に踊る姿を女子社員に見られたことから扱いが一変。次の日からは役所部長と同様、梅昆布茶をいれてもらうという“サクセスストーリー”だ。
歌は今年初めに完成していたが、大田クルーが温水出演の舞台を観劇した際、ダメサラリーマンのイメージに合うと急きょ直談判。歌詞を変え、ユニット名も「大田クルーと温水洋一」にした。
温水は芸歴18年で、これまでに主演したのは主に短編ドラマやオムニバス映画。楽曲で主役になるとは思っておらず、「最初は戸惑いもあったけど、自分をイメージしてつくってくれた曲ということでうれしく思っている。スターは初めての経験なのでニューワールドに飛び込む気持ちだった」と感想を語る。大田クルーのリーダー、サットン(31)は「あまりに弱々しく、でもぬくもりのある味わい深いキャラに一目ぼれした」と話した。
フジテレビのドラマ「電車男」では、電車男を応援する書き込みを続ける弁当店の跡取り息子を演じ、日本テレビ「ギャルサー」では薬局店の店主・相川勇作役。宮藤官九郎が脚本を手がけるTBSの昼ドラ「吾輩は主婦である」では、女性週刊誌の編集者・小暮を演じるなど、今や人気ドラマの脇役として欠かせない存在。その一方で、「踊る!さんま御殿!!」(日テレ)「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(同)などのバラエティー番組にも引っ張りだこ。今回の企画を機会に一気にスターダムにのし上がる!?
≪竹中ら友情出演≫プロモーションビデオには竹中直人(50)、谷原章介(33)らが友情出演。「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)の空耳アワーのソラミミストとしておなじみの安齋肇氏(53)が温水と同じ事務所に所属する縁で監修。同氏の呼びかけで豪華メンバーが集まり、温水のダンスシーンもある。7月からTBS「サンデージャポン」のエンディングに曲とともに流れる。
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