人気グループKAT-TUNがメーンパーソナリティーを務める日テレ系「24時間テレビ29 愛は地球を救う」が26日午後6時30分、東京・北の丸公園の日本武道館で始まった。オープニングで「最後まで盛り上がっていきましょう」と気合を入れ、デビュー曲「Real Face」を熱唱した赤西仁(22)は、障害を持つ韓国人女性と歌手・平原綾香(22)の共演シーンで涙を流した。人気アイドルの山下智久(21)も応援に駆け付け、お笑いコンビ・アンガールズは、100キロマラソンのスタートを切った。
クールな赤西が泣いた。生まれつき指が2本ずつしかない、韓国人女性イ・ヒアさん(20)を紹介する場面。幼少からピアノを始め、今ではクラッシック曲を弾けるまでになったイさんは、大ファンの平原と一緒に練習した平原のヒット曲「Jupiter」を武道館のステージで披露。イさんのピアノと平原の歌声に聴き入っていた赤西は、こらえきれず涙を流した。
5月の全国ツアー最終公演では中丸雄一(22)が涙を流したが、赤西はじっと“我慢”。常に冷静な男の、意外な涙だった。本番前は「やってみなければ分からないけど、何かしら感じると思う」と話していた赤西。オープニングでは「最後まで盛り上がっていきましょう」と笑顔を見せていたが、番組開始約2時間で、感動の波が押し寄せた。
赤西だけでなく、大役を務める6人それぞれに悲鳴交じりの声援が飛んだ。アンガールズの応援歌としてデビュー曲「Real Face」を歌い出すと、コンサートでおなじみのうちわやペンライトが揺れ、まるでライブ会場のノリ。亀梨和也(20)は「リアルを手に入れるんだ」の歌詞を「完走を-」と替えて歌い、“最弱ランナー”を激励した。
長い長い募金の列は北の丸公園を飛び出し、同局スタッフも「記憶にない」と驚くほど。6人全員で武道館内の募金の列に立ち、一人一人と握手。KAT-TUNと触れ合い、号泣する若い女性が続出した。
今年の番組テーマは「絆(きずな)」。亀梨とのユニット「修二と彰」でミリオンヒットを飛ばした山下も緊急来場し、「24時間ガンバッテ」と直筆メッセージを読み上げて激励。グループを超えて生まれた絆を感じたのか、亀梨も大きくうなずき感謝した。2人は27日、久々に「青春アミーゴ」を披露する予定だ。
午後9時15分からのドラマが始まると、会場で2枚目シングル「SIGNAL」を披露。感動と絆を刻み、KAT-TUNが24時間を駆け抜ける。
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